一昨年、ハスの植え替え時に慎重に株分の作業していたのですが、急に住職が手伝ってくれ始め、まさかの大事な種蓮根を折ってしまいうという大惨事が…。
わずかな期待を持ち植えてはみましたが、やはり葉ももちろん花茎も水面から出てこず悲しんでおりました😢
「あの時、蓮根を折っちゃったから~」と幾度となく言われ続けていた住職が、気にしてくれていた?のか、新しい蓮の株と手のり蓮を購入してきてくれました。言い続けた甲斐がありました(笑)
本日、お天気が良かったので早速、植え付けました。
花付きなので、夏には成長し花を咲かせてくれると思います。楽しみです。
ご参詣の際は、お立ち寄りください 合掌

蓮華の五徳(蓮の五徳)

ハスの花が備える5つの特徴は、仏教における心の在り方と合致すると言われています。
また、生きている間に蓮華の五徳を実践すれば、亡くなった後、浄土に咲くハスの上に生まれるという教えも。

淤泥不染の徳(おでいふぜんのとく)

ハスは、泥の中に根を張り育ちますが、決して汚れることなく美しい花を見せてくれます。
人も同様に、困難な状況下でも清らかな心を維持できることを表す言葉です。

一茎一花の徳(いっけいいっかのとく)

1本の茎に1つの花を付けるハス。
あなたは唯一無二の存在です。誰の代わりでもありません。自分の信念を持ち、人生を歩むことが大切とされています。

花果同時の徳(かかどうじのとく)

通常、植物は花が咲く時期と種ができる時期が異なります。しかし、ハスは開花と同じタイミングで種ができると考えられるほど、尊く神秘的な植物。(実際には、花が咲くと同時に種はできない)
ハスに付いた種のように、人も誕生した瞬間から仏の心を備えていると言われています。仏の原石は備わっているので、磨き上げましょう。

一花多果の徳(いっかたかのとく)

1輪に多くの種を付ける性質を持つ、ハスの花。
種が新たな花を咲かせるように、自分から悟りを開くことで、たくさんの人の幸福を引き寄せると考えられています。

中虚外直の徳(ちゅうこげちょくのとく)

外側が固く、内側には複数の空洞が通るハスの茎は、太陽の方向へぐんぐんと伸びます。
一直線に伸びるハスの茎のように、「私が、私が」という我を空にして、脇目をふらずまっすぐ生きることを目指すのも、仏教における大切な教えです。